リフォーム時に起きがちなトラブルとは?防止策を事前に知っておこう!
せっかくリフォームするのに、トラブルにドキドキしながら不安なまま進めるのはイヤですよね。防止策を事前に知っておけば、避けられるトラブルもあるかもしれません。安心して任せられる業者を選んで、リフォームを成功させましょう。また、トラブルになってしまった際の相談先も紹介しているため、ぜひお役立てください。
リフォーム時に起きがちなトラブルとは?
はじめに、どのようなトラブルが多いのか紹介します。
工事予定日になっても工事が始まらない
工事予定日になっても工事が始まらないし、業者からの連絡もないケース。工事のために荷物を片づけていたり、仮住まいへ引っ越ししたりしている場合もあり大変困ります。
思いがけぬ追加費用が発生した
解体してみたら工事個所が傷んでいて追加工事が必要になった、現場の職人に直接頼んだため追加費用について話し合いができていなかったといったトラブルがあります。
でき栄えが悪い、または不具合がある
工事内容に納得がいかないケースがあります。たとえば、外装塗装をしたけどムラがあってでき栄えが悪い、張り替えてもらった壁紙がすぐはがれてきた、屋根の葺き替え後に雨漏りがするなどといった例です。その後の業者の対応によっては、大きなトラブルにつながります。
リフォームしてから体調が悪い
床材や壁紙といった建材に使われる化学物質等によって、目のかゆみや痛み、頭痛やめまい、倦怠感といった症状が出ることがあります。これはシックハウス症候群とよばれ、新築後やリフォーム後すぐは、原因となる化学物質の飛散が多くなるので注意が必要です。
リフォーム時のトラブルを防ぐ対策
トラブルを防ぐには、事前の内容確認と工事が終わるまで気を抜かずチェックすることです。
打ち合わせをしっかりする
業者に要望をきちんと説明し、イメージを共有します。たとえば同じ「白」でも、真っ白なのか黄みがかった白なのか、人によって捉え方が違います。イメージ写真などを用意するのもいいでしょう。また打ち合わせの段階で、リフォームしたい箇所に補強などの追加工事が必要になる可能性を確認し、その場合どの程度の追加費用がかかりそうかも聞いておきましょう。
書面に残す
信頼しているとついつい口約束で済ませたくなりますが、きちんと書面を残しましょう。話したことも記録しておくとあとで何かあったとき役立ちます。見積書、契約書、保証書等を受け取ったら、内容をしっかり読むことも大切です。
リフォームの前後や経過の確認
リフォームする前後や経過を写真に撮っておくと、後で不具合があったときなどに、いつの時点からなのかわかりやすくなります。工事完了報告書にサインをするときは、工事箇所をしっかり確認します。気になるところがあったときは今後の対応を話し合いましょう。
万が一、トラブルに巻き込まれた際の対処法とは?
トラブルには巻き込まれたくありませんが、万が一巻き込まれたらどうすればいいのでしょうか。
第三者機関に相談する
トラブルになってしまったとき、相談できる第三者機関をご紹介します。住宅に関する国土交通大臣指定の相談窓口として「住まいるダイヤル」(公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター)があり、電話相談や対面で専門家への相談ができます。
相談事例集が載っているので、自分の場合と照らし合わせると参考になるでしょう。トラブルでなくても、リフォーム見積チェックサービスもあるので、自分だけではよくわからないと困っている方におすすめです。また、シックハウス測定機関のサイトなどの紹介もしています。
その他、各都道府県の住宅相談所や消費生活センターなどでも相談可能です。
リフォーム瑕疵保険を使えるか確認する
すべての業者が加入しているわけではないですが、重大な欠陥があった場合や、万が一リフォーム会社が倒産した場合に使えるリフォーム瑕疵保険制度があります。
信頼できるリフォーム業者を選ぶためには?
信頼できる業者を選ぶポイントがあります。
業者の実績が自分の希望のリフォームとあうか
リフォームを頼める先は工務店やホームセンター、リフォーム専門業者等いろいろあります。実績や施工事例を見て、自分の希望イメージを得意としているところに頼むのがベストです。保証やアフターサービスはどうなっているかも確認しましょう。
担当者を信頼できそうか
担当者が業者の都合だけでなくこちらの要望を聞いてくれるか、メリットとデメリットを説明してくれるか、書面をきちんと用意してくれるか、いろいろな提案をしてくれるかをチェックしましょう。
複数比較し相場と合っているか
相場を知るために、気になるところ複数の見積りを取って比較しましょう。「住まいるダイヤル」の見積りチェックサービスなどをうけるのも安心材料になるでしょう。
なにかあったら駆けつけてくれる距離か
意外とポイントになるのが、家の近さです。何かあったときすぐに来てくれる範囲だと安心です。
安心してリフォームを頼むには、事前にトラブルの防止策を知っておくことです。たぶん大丈夫だろうと勘で決めないで、順を追って自分に合う業者を探しましょう。そうすれば希望のリフォームを進めることができるでしょう。万が一トラブルが起きてしまったら、中立な第三者機関に相談し、冷静に今後の対策を考えます。一人で抱え込まないことが大切です。